読書「聖なる怠け者の冒険」 森見登美彦 著

* 秋の夜長は読書とブログ *

やっと読了しました…
いやこれも面白かった!
日常に潜むファンタジーを書かせたら
森見せんせいの右に出るもの無し!
ですよ!!

舞台はまたも京都。
しかも超リアル京都。
+今回は私の行動範囲が…!!!w
冒頭から入り込んでしまいました。

主人公はとある研究所に勤める
普通のサラリーマン。
怠けていていいならば可能な限り
のんべんだらりと日々を送りたい、
予定調和の毎日よ万歳!という体。

しかし彼を襲うのは非日常の使者、
ぽんぽこ仮面www
えwww
ぽんぽこてww

というわけでもれなく「有頂天」や
「四畳半」の世界がインスパイアされ
混沌とした森見ワールドで怠け者は
否応なく冒険に担ぎ出されるのです。

森見せんせいの本は何冊めかになりますが
ここにきてわかったことがひとつ。

 作中に出てくる食べ物がおいしそう!

森見せんせいご本人は気持ちいいほど
痩せてらっしゃるというのに
(※有頂天イベントで拝見しました)
その風体からは想像できないくらい
食べ物の描写がうまいです。

有頂天の時もタヌキ鍋(!)然り、
バームクーヘンやおむすび然り。
全て食べたくて仕方なかったものですが
今回は「たまごサンド」でした。

関西圏では一部で「スクランブルエッグ的な」
たまごサンドを出すお店があります。
通常、ゆで卵を刻んでマヨネーズで
敢えてあるそれを、たまご焼き状態で
パンにはさむのです。

私もこちらに来てから知り、何度か
家でも作っていますがこれがなんか
うまいのです。おすすめです。
ちょっと冷ました卵をパンに乗せて
マヨ+ケチャップが好きですw
少ししんなりしたパンがなんかまた。

閑話休題。

主人公たちが地元のカフェならぬ
喫茶店で食べるこのたまごサンドが
食べたくて仕方なくなる。

…そんなご本でした。
…あれ?www

秋の夜長の息抜きにぜひどうぞ。
笑えてほんわかできますよー。 

聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険

 

…あ。そういえば。
この本、新聞連載だったようですが

 全稿書き下ろしとなっています。

…えらい労力つぎ込まれて完成した
ご本のようです…
連載をご覧になっていた方が読んだら
更に面白いのではないかと存じます…w